通販

新たな販路としてインターネット通販の可能性に賭けるファッションビジネスの動きは今後さらに活発化しそうだ。
モバイル通販の市場が急成長している。2003年の実績は600億円近かった。NTTドコモからi-modeが発表されたのは99年。携帯電話は、手軽に利用できるインターネットアクセスツールとして利用者を大幅に増やしてきた。携帯電話の小さな画面は買い物向きではないと指摘する声も初期にはあったが、現実は予想を裏切り、携帯電話で通販を利用する行為は急速に普及した。
モバイル通販の売上で、トップを独走しているのがITベンチャーのインデックスだ。モバイルコンテンツの製作会社であるインデックスは、2000年末に香水専門のモバイル通販専門店・香水屋さんをオープンした。
美容系の情報サイトのなかでも香水のコーナーが目立ってアクセスが多かったことから、香水に特化した通販を検討し、香水の輸入・販売を手掛けるフィックコーポレーションと提携して、香水屋さんの開店に踏み切ったのだ。
香水の命は香り。PCはもちろん、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末では肝心の香りをかぐことはできない。商品を売る上では致命的なこの欠点を、同社は、文章を通じて香水を使用するシーンを提案し、ユーザーに具体的なイメージを喚起させる方法でカバーした。
どんな時に使うのか、使った後どんな気持ちになるのか。フルーティやフローラルといった手垢のついた言葉に頼ることなく、消費者の視点に立ってのわかるやすい表現を追及した。